2011年02月03日

コレステロール値 高めか下げるか ためしてガッテン


「コレステロールは高めが長生きでいい」という説を先日のNHKためしてガッテンで知りました。

ちょっと意外な内容だったのでしっかりと観て、なるほどと納得していましたが、

実はまだいろいろな学説があったんですね。


コレステロール値が高いと動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の危険性が高まるとして、

「コレステロール値は下げるべき」といういままでの診療の方針に対して、

「コレステロールは高めの方が長生きで良い」とする新たな診療方針が公表されています。


「コレステロール値は下げるべき」というのは日本動脈硬化学会。

悪玉LDLコレステロール値が140以上もしくは善玉HDLコレステロール値40未満が脂質異常症という診断基準。

特に悪玉LDLコレステロール値が高いと心疾患等の危険性が高くなるとして、

食事療法や投薬、運動などで悪玉LDLコレステロール値を下げる指導を受けます。

この悪玉LDLコレステロール値を下げるというのが今までの一般的な医療指導かもしれませんね。

ちなみに日本動脈硬化学会のLDL診断基準はメタボリックシンドローム検診の判定に用いられているそうです。

また海外でもコレステロール値と心臓病の関係を調べて、コレステロール値を下げた方が

心臓病になるリスクや死亡率も減ったとの論文も発表されているようです。


先日健康診断を受診しましたが、受診した病院ではLDLの正常範囲を

60〜119、HDLの正常範囲を40〜119と明記されていました。

この基準ではLDLコレステロール値の上限は119なのでより厳しい判断基準ですが、危うくセーフ。


一方の「コレステロールは高めの方が長生きで良い」という診断方針を発表したのは

日本脂質栄養学会で、2010年9月に公表されています。

こちらの方は、約8年間の期間をかけ、26,000人のデータを調べた結果とのこと。

この内容は、男性は悪玉LDLコレステロール100〜160で死亡率が低く、100未満で死亡率が上がるそう。

女性の方は120未満で死亡率が高まっているようです。

このような調査データから、コレステロール値が高い方が死亡者が少ないと結論づけているようです。


同様に自治医大のあるグループでも「総コレステロール値が低いと死亡危険率が高まる」との研究成果を発表しています。

こちらは約12年間に1万数千人を追跡調査の結果、男女ともに総コレステロールの数値が低い方が

死亡の危険度が高かったという内容です。


学会でこれだけ意見が真っ二つに分かれてしまうと診断を受ける方としてはやっぱり心配ですよね。

専門の医師でもこれだけ意見が分かれるコレステロール値の判断って、

実はまだ確率されていないのかと心配になったりもしますよね。


ただ、「一律の基準値はなじまない」とする専門医師の見解もあるようです。

それによると、高血圧や高血糖、心臓病などの経験者は、心臓病の危険性も高いことから

コレステロール値は下げた方がよく、また心臓病になる危険性が低ければ

治療の必要性が低いこともあるとのこと。


確かに、診てもらう患者側からすると一律基準ではなく、ケースバイケースで判断して欲しいもの。

どの学会に所属する専門医でもおそらく実際の診断においてはケースバイケースなのでは?と思いますが、

脂質異常症でも数病院を受診してみる必要があるのかもしれないですね。

posted by 愛にゃん at 15:41| 健康の話題